# 043
これ以上望めない世界 |
「地球温暖化」 地球環境で最大の問題とされている ハワイ・マウナロア観測所の測定では、大気中の炭酸ガスの濃度は、年平均で約1.8ppm(0.5%)ずつ着実に増加し続けているそうだ。炭酸ガスの濃度の上昇がどの程度の温暖化をもたらすかについては、未だ厳密な証明がなされていない。現状では、理論的な予想より温暖化の程度が低くでている。 しかし、イオウ酸化物等のその他の排出物の影響を勘案すると妥当な結果がでるとの考察も出ており、理論的検討は次第に精緻化されてきている。 地球の温暖化が気象にどのうような影響をもたらすかは、2025年までに0,4度21世紀末までに2度の平均気温の上昇を予想している。 それに温暖化によって移行する植生に農業など自然に依存する産業が付いていけるかが問題である(ただし、地球上の各地点が一様に温暖化するのでなく、程度の差があり、寒冷化する地点もあり得る)。また、海水温の上昇・極地の氷の 消滅で海水面が上昇するこれにより日本国の面積が減少する可能性もある。さらに、気温の上昇によって暴風雨はより大きなエネルギーを持つようになり、これまでになかった風速が頻繁に出現すること等も予想される。 「不法投棄」 廃棄物処理の問題は、結局は物の過剰性から生じた問題である。あり過ぎるという意味で歪んだ社会を反映していると言える。廃棄物を処理する方策として法律による厳しい規制は当然必要である。しかし、問題の本質的な解決のためには、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会のあり方そのものを見直す必要があるだろう。 人間の物に対する欲望は、一つの欲望が満たされるとさらに多くの物が欲しくなり、際限がないのが特徴である。人類の進歩発展はこの際限のない欲望に支えられてきたという面があるのは事実である。しかし、あまりに過剰な欲望は、人間としての充実感を失わせる。物の豊かさは必ずしも精神的な満足感にはつながらないのである。しかも、大量廃棄による自然環境への悪影響を考えれば、これ以上物の豊かさを追求することは、人間の生存にとって重要な自然環境を破壊することになる。また、歌詞にあるように有害物質を川に流すために公害が起きており、総務省に公害対策会議、環境省に中央公害対策審議会、都道府県に都道府県公害対策審議会をせっちするとこを義務付けて対策している。 「老人の孤独死」 一人暮らしの老人世帯の生活実態調査を実施しその結果をまとめたデータによると。家族や地域との接点を失った一人暮らしの高齢者の多さと、その深刻な生活状況がある。電気やガスを止められ、ホームレス同然の暮らしを送る老人や、月に一度も外出せず、緊急連絡先のない老人もいる。また用介護状態の老人もいる。介護施設等の協力を得ながら家族が世話が出来ればいいが、実際の現場では家族への負担などが厳しく難しいようだ。 どれだけねがって どれだけいのっても だれもがしんでしまう ふしちょうにはなれない だからこのうたがのこればいい だからこのうたがとどけばいい だからこのうたがささればいい (ゼリ→ 「6/8」より) |